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2006年12月07日

注意という価値 グーグル 既存のビジネスを破壊する

『グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する』を読む。

ここに、『アテンション!経営とビジネスの新しい視点』という本が紹介されており、

興味深いことが書かれていました。

『「この新世紀には、時間も生産高もあまり重要でなくなってきている。インターネット社会、知識資本、ネットワーク商取引などの言葉で表現される新時代に、時間の長さや生産高の重量などは、結局のところ、どんな関わりがあるのだろう?

速さや知識、創造性がものを言う時代なのに、プロジェクトに注いだアテンションによってではなく、仕事に要した時間の長さや出荷可能な製品の重さなどの基準で私たちが多くの報酬を得ているのは奇妙なことではないか。」

要するにカネや時間、生産量を持っているのが優位なのではなく、いまや、

人からどれだけ注目(アテンション)されるか

が最大の価値基準になっているという意味である。

おまけにアテンションというのは、世界の人口が有限である以上、数も有限だ。情報が爆発的に増加していくほどには、アテンションは増えない。複製も不可能で、アテンションの希少性は今までにないほど高まっているのである。』

だってーー!!

これらのことで、テレビや新聞といったエスタブリッシュが集めていた注意が、インターネットに移行してきている状況を説明していた。


『注意』を価値基準とする発想、面白いですよねー。注意ですよ。注意。

そう納得できるのは、かくいう私も人の注意が大好きだから。私、注意吸血鬼です。人の注意を吸い取っては、自分の糧にして生きています。だから、人の注意を奪うことならば、手練手管どんなことでもできちゃうような、そんな創造をしてきたんです。

今年度に入ってから、2度食事中に倒れ、救急車で運ばれた。『もう死にそう!』と思いながらも、心の底では、ニヤリと笑っていた私。日常生活では絶対に集められないみんなの注意。それも一身に受けられて、とてもとても温かい。

でへへへへー。今日も人の生温かい、生き血ならぬ生き注意を吸って生きている。


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Posted by おれふ  at 22:48 │ブック・映画レビュー

この記事へのコメント
体壊してまで、、、うーん、アグレッシブやな(><)
大きなお世話かもしれんけど、ちょっと心配になったよ。

人の注意を受ける受けへんに、価値基準。
うん、言いたいことはわかるよ。
ビジネスにおいてはその通りなんやろうね。

だけど、人の価値はそんなことで
左右されると、私は考えないよ。

人の注意なんて一瞬のもの。

そこに価値をおいて次々欲することは、
生きる糧であると同時に

満たされることのない苦しみを
生み出しているんじゃないかなぁ。


もちろん、これも「私の」価値基準で
人は人、それぞれ違うし、
正解不正解もないのは解ってるつもりよ。
ここで勝手なこと書いて、不快ならごめんやで。

なにはともあれorefuの心身が平穏で
日々楽しく生きてるなら、私はそれでいいねん。
勝手に心配しとるだけやから。


あ、アバターのHP読ませてもらったよ。
orefuはそこのマスターなん?
とても興味あります。

論破したいんじゃないねん。
いろんな考え方が知りたいです。

思いついたことがあったら質問していい?
ここじゃない方がいい?
Posted by bamboo at 2006年12月08日 14:27
ありがとう。心配かけてごめんやで。こうしてまた注意を引いてるな、私(笑)。

でも、そうだよね。人の価値基準とは違うよね。うん、うん。それを求めて生きてたら、満たされる苦しみもありそう。

アバターHP見たんだー。そうそう、私はそのマスターなんよ。またいろいろ観点を聞かせてね。ここでもいいよん。
Posted by おれふ  at 2006年12月08日 16:56
>>こうしてまた注意を引いてるな、私(笑)。

そんなことナイナイ。

それに、注意を引いて確かめんでも、orefuに人としてとても魅力があるのは周知のことと思われます。

そう、アバターって具体的によくわからなかったんやけど、解法を教えてくれるの?
例えば、方程式みたいに、当てはめたら答えに導かれるようなもの。

ひっかかりを、形式にあてはめて、解いていって対処していくってイメージを受けました。

全然違うかにゃ??
Posted by bamboo at 2006年12月11日 10:55
にゃるほど。ありがとさん!
具体的なワークというものがあるんやね。
それなら例えば「瞑想」とか漠然としたものより
変化とかも実感しやすいし迷いなく進められそう。
Posted by bamboo at 2006年12月12日 11:07
そうやねん~。

たくさん種類があって、落胆したときはこれ、もっと勢いをつけたいときはこれ、と状況にあわせてやるワークを自分で選んで、自分で勝手にやっていくって感じ。

だから、どんなピンチになっても、『あ、あのワークやろ』って感じになります。
Posted by orefu at 2006年12月15日 13:10